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飲食店の物件について、立地、競合店、運営方法、事業計画、収支、人件費の管理など、飲食店開業を目指す方が知りたい情報が満載です。
お店を開店する時に一番重要なポイントが「コンセプト」です。コンセプトとはどんなお店を作るのかという骨格になります。このコンセプトを作る手順を考えてみましょう。
飲食店のコンセプト作りはなるべく具体的に進めることが大切です。その中で、自分のお店せはどのような層のお客さんを主なターゲットにするのかということを考える必要があります。そのためにはまず出店する地域の人口構成を知るとよいでしょう。
1)男女別年齢別人口統計を見て、一番人口の多い年齢層を割り出します。
例えば、ある町では20~24歳が一番多く、次いで25~29歳が多い、次に多いのが50~54歳となっているところがあるとした場合、考えられるお客様の層は、20~29歳、と50~54歳となりますが、実際にはこの層のライフスタイルは親と子供ということになります。すなわち、それぞれ全く趣向の異なる層のため、1つのお店でこの2つの層を同時にメインターゲットにするのは難しいと判断できます。
2)過去5年間の人口増減率
過去5年間の人口増減を見た場合、0~5歳はあまり増加しておらず、20~24歳が一番増加率が高いというデータがあった場合、この町は家族世帯よりも単身者にとって魅力のある町となっているという予想がつきます。
3)一世帯当りの人口
一世帯当りの人口とは、一世帯当り何人の家族かを知るための統計資料です。例えば、1.4人とした場合、この町は子供のいる家族よりも一人暮らしや子供のいない夫婦が多く住んでいることが分かります。これは2)の一人暮らしが多いことを裏付ける材料ともなります。
4)立地周辺の大学及び専門学校の生徒数
この地域の学生数を知ることができます。もし、学生が多い町であれば、学生がターゲットになるものの、客単価の高い業態は難しく、なおかつ、夏休みとか春休みには帰郷する学生もいることから、この休み期間の売上は期待できません。学生をメインターゲットにしようと考える場合はこのことを頭に置いたうえで戦略を練りましょう。
5)産業別事業所数と従業者数の人口増減
この統計では、従業員の数が問題です。例えば、従業員数が多ければ、サラリーマンやOLが多いことになります。
以上のように様々な角度から地域の人口動態を探り、それを参考に自店のメインターゲットを決めます。
実際にはこのような統計だけでなく、立地周辺を実際位調査し、時間帯別にどのような人が多く町に来訪しているのかを確認し、さらに、ターゲットを絞り込みます。
ターゲットの選定はこのような手順で実施し、常にデータで想定を行い、次いで実際に自分の目で確かめることが大切です。ターゲットが決まったらそのターゲット(客層)のライフスタイルを考えて、業態やモチベーション(利用動機)を明確にする必要があります。
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